「一つで担当がベスト」、橿原市が「魅力創造部」創設へ 観光客誘致も
橿原市は、観光客誘致などに取り組む新たな部局の「魅力創造部」を来年4月に創設する。7日開会の市議会に組織改正のための条例改正案を提案する。
魅力創造部は観光施策や地域資源を活用した市の魅力創造、藤原宮跡などの世界遺産登録、文化・芸術の振興、スポーツ振興のための企画立案などを担当。文化財を活用した観光客誘致など、集客にかかわる施策を統一的、一元的に行う計画だ。
市では来年、神武天皇2600年大祭があり、観光客増加が予想されている。外国人観光客の宿泊者数も増えており、今年は2万人を超える勢い。東京五輪やラグビーW杯などのキャンプ・練習会場の誘致構想もあり、市は「観光客誘致はこれまで各部バラバラに行っていたが、一つの部で担当することがベストだ」としている。
また、危機管理室を生活安全部に名称変更し、総合的な防災、市民の生活安全施策に取り組むほか、戸籍・住民記録に関する業務は市民文化部を改変した市民活動部が行う。水道局と下水道局は統合し、市組織全体ではこれまでの「12部体制」を維持するという。
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