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天理市に県国際芸術村建設へ 伝統工芸とアートは交流できるか? 観光施設の側面も


 県は文化資源の活用や文化・芸術分野の人材育成に取り組む「県国際芸術家村」(仮称)の建設候補地を、天理市杣之内地区とする方針を決めた。芸術家の合宿や文化財修復施設を設け「文化芸術活動の拠点」として人を呼び込みたい考え。ただ大型「ハコモノ」建設を疑問視する意見もあり、先行きが注目される。

県国際芸術家村のイメージ図(県提供)

県国際芸術家村のイメージ図(県提供)

 県企画管理室によると、国際芸術家村は「県の文化資源の最大限の活用」をコンセプトに、歴史や文化財研究の拠点となるような施設を構想している。平成26年11月の地方創生本部会議で公表された。

 28年度当初予算に芸術家村整備の推進事業費として6600万円を計上。有識者でつくる検討委員会での議論をふまえ、各施設の詳細を詰める方針という。同室によると、現時点では国内外から芸術家が一定期間滞在し研修を受けられる機能のほか、奈良うちわや宮大工など、伝統工芸にかかわる後継者の育成・養成施設の設置などを想定している。

 ほかにも文化財修復施設▽人材育成・教育研究施設▽展示即売所▽レストラン・宿泊施設▽農作物直売所―などを検討。奈良の歴史や文化財、芸術などの共同研究や情報発信の拠点となるような施設づくりを目指しているという。

 建設候補地は、文化・芸術振興の拠点にふさわしいことに加え、地方創生の観点から観光、産業、福祉、まちづくりなどへ波及効果が期待できることを重要視。昨年12月の検討委で天理市杣之内地区が選出された。

 同地区は日本最古の道とされる「山の辺の道」沿いで豊かな自然、歴史・文化遺産があり、県とまちづくり協定などを結んでいて「連携しやすい」ことなどが理由。委員からは「芸術家村へのアクセスについて利便性の確保が重要」「文化分野のコンセプトを明確にしたほうがよい」といった意見も出されたという。

新たな「ハコモノ」に疑問の声も

 一方、県の芸術家村構想には懐疑的な見方もあり、県議会でもたびたび議論されている。阪口保県議は「廃校や既存の施設を利用し、地域住民が主体となったまちづくりを行うならまだしも、大型のハコモノを新設するのは疑問だ」と批判。事業費は国の交付金次第な面もあるが、「国のお金を使っても、後の維持管理費は県側の負担となる。交通の利便性もよいとはいえず、多くの人が来るとは思えない」と話している。

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 (関西のニュースは産経WEST http://www.sankei.com/west/west.html)

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