春恒例の椿まつり 奈良県護国神社で 愛好家の盆栽も
椿の盆栽展示や椿の苗木を販売する恒例の「椿まつり」が20日、奈良市の県護国神社で始まり、愛好家らが手塩にかけた表情豊かな大輪の花が参拝客らを楽しませている。21日まで。
約3万人の県出身戦没者を祭る同神社では、英霊を慰めようと約30年前から椿まつりを開催。約1万5千坪の境内には約1千種、1万本の椿が植樹されている。
参集所では、大和椿盆栽会の会員約20人による作品を展示。独特の曲線美を持つ枝に品よく並ぶ赤や白の花びらに、鑑賞する参拝客らも笑顔の花を咲かせていた。
椿の花びらが添えられた特製の「椿粥」も無料で振る舞われ、毎年夫婦で訪れるという中川清さん(75)=桜井市=は「今年の粥はとびきりおいしい」。
宮田康弘宮司(64)は「今年は暖冬で開花が早いが、境内の花は品種によっては4月ごろまで楽しめます」と話している。
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