蹴鞠通じて古代の歴史を学ぶ 「まるっと飛鳥体験」
2016年03月22日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
古代のさまざまな歴史や文化を体験できる「まるっと飛鳥体験」が明日香村の国営飛鳥歴史公園で開かれ、21日は古代の蹴鞠を体験できる「飛鳥蹴鞠体験」などが行われた。
国営飛鳥歴史公園が、明日香村の歴史や自然の魅力を知ってもらおうと初めて開催。19~21日の日程で、蹴鞠体験や古代の火おこし体験、ミニ勾玉作り体験などが行われた。
飛鳥蹴鞠体験では、明日香村伝承芸能保存会飛鳥蹴鞠のメンバー8人が、古代衣装を身に着け、鹿の皮で作られた鞠を使って、試合形式の「飛鳥蹴鞠」を披露。来場者も参加して体験会も開かれた。
同保存会飛鳥蹴鞠代表の服部光晴さん(67)は「飛鳥蹴鞠はサッカーと同じで足を使ったスポーツ、娯楽として楽しめる。今後もこういったイベントを通じて認知度をあげていきたい」と話した。
体験会に参加した兵庫県西宮市の公務員、江上真規さん(35)は「フットサルをやっているが、鞠はやわらかくてサッカーボールとは全然感触が違い、おもしろかった」と話していた。
【関連記事】
中大兄皇子と中臣鎌足が出会う前の遺構?謎の石列確認 飛鳥西方遺跡
(関西のニュースは産経WEST http://www.sankei.com/west/west.html)