豪快書道も 奈良市の菅原天満宮で「奈良筆まつり」
2016年03月22日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
伝統工芸品の奈良筆を供養し、書道の上達などを祈願する「奈良筆まつり」が21日、奈良市の菅原天満宮で行われ、使い込んで古くなった筆を持った多くの参拝者が訪れた。
奈良筆に毛が使われる動物の供養や書道の普及を目的に、筆の製造・販売業者らでつくる奈良毛筆協同組合が主催し今年で37回目。
境内で古い筆を燃やす供養や筆づくり体験、奈良筆の即売会が行われたほか、多くの参拝者が見守る中、書家の前原葉陽さん(48)が「超大字書き」を実演。申年で自身も年女であることにちなみ、「猿女」と揮毫した。
4月から奈良教育大(奈良市)の書道教育専修に進学する吉川茜さん(18)=田原本町=と三浦舞さん(18)=葛城市=は、いずれも書道の教師を目指しているといい、「大学ではさまざまな書体にチャレンジしたい」と話していた。
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