大和トウキの葉入りでスッキリ&さわやか タブレット菓子「トウキス」発売
県の生薬「大和トウキ」の葉を使ったタブレット型の清涼菓子「トウキス」を一般社団法人「大和ハーブ協会」(生駒市)が県内農園や企業と協力して開発した。小倉聡代表理事は「さわやかなハーブの香りとすっきりとした感覚を味わって」とPRしている。
大和トウキなど県産生薬の生産拡大や商品開発に取り組む県の「漢方のメッカ推進プロジェクト」の一環。先月から県内のスーパーなどを中心に発売されている。
大和トウキはセリ科の植物で、冷え性や鎮痛などに効用があるとされる。根は漢方薬の材料として使われてきたが、長年葉の部分は使われてこなかった。県では平成24年から、衰退傾向にあった大和トウキの栽培を強化。葉を使ったさまざまな食材や商品を開発し、県内企業への支援も積極化している。
大和トウキの葉は、血行促進や抗菌の効果があるとされ、これまでにお茶やドレッシング、塩、入浴剤など幅広い商品のほか、市販の歯磨き粉にも使われている。「トウキス」は、五條市内の農園で生産された大和トウキを使い、製造や販売は県内企業が担当する。
1個50粒で税込み200円。味はミント味と子供やお年寄りにも食べやすいヨーグルト味の2種類。近く乳酸菌を配合した商品も発売予定。問い合わせは同協会(☎0743・79・0031)。
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