全良雄・前団長追悼コンサート 9日に大和郡山市で 奈良フィルハーモニー管弦楽団
2016年04月5日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
昨年11月に65歳で他界した「奈良フィルハーモニー管弦楽団」(大和郡山市)の全良雄団長を追悼する「宝音コンサート」が9日午後6時半から、同市のやまと郡山城ホールで開かれる。
全さんは同楽団の創設者で、生前はオーボエ奏者として活躍。一昨年3月に患った胃がんのため、昨年11月1日の楽団設立30周年記念特別演奏会は病室から見届け、その3日後に息を引き取ったという。
「宝音コンサート」は、音楽を宝のように愛したという全さんの戒名の一部から命名したという。当日は冒頭に「お別れの会」を開催。その後、全さんが最も好きだったというブラームス「交響曲第1番」の第4楽章や、バッハの「G線上のアリア」、シューマンの「トロイメライ」などを演奏する。
全さんの妻で、楽団の新団長に就く大原末子さんは「楽団が30年間灯し続けてきた明かりを絶やすことなく、これからも多くの方にクラシック音楽を伝えていきたい」と話している。
入場料2千円。問い合わせは、奈良フィル事務局(☎0743・57・2235)。
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