桜に埋もれる大石像〝桜大仏〟楽しめます 高取の壷阪寺
高取町の壷阪寺で境内の桜が満開となり、天竺渡来・大釈迦如来石像(高さ10メートル)の周辺では、大石像を囲むように植えられた桜が咲き誇り、大石像と桜が競演する「桜大仏」を楽しめる。
壷阪寺は「花の寺」として知られ、四季折々の花が楽しめる。境内に約300本植えられた桜は先月末から咲き始め、満開に。大石像は、同寺のインドでの奉仕活動をきっかけに始まった石彫事業の一環で、平成19年に建立された。見る角度によって大石像が桜に埋まる姿を楽しめる。
「日本百名城」のひとつの高取城跡見学後に訪れたという神奈川県川崎市の本田忠芳さん(71)は「(県内の)川西町にも長く住んでいたが、壷阪寺に来たのは初めて。境内の桜は本当にきれいだ」と、桜大仏をカメラにおさめていた。
桜は今週末ごろまで楽しめるという。問い合わせは壷阪寺(☎0744・52・2016)。
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