仏像40体とひな人形400体がコラボ 高取の壷阪寺で「雛曼荼羅」
高取町の壷阪寺大講堂で、仏像約40体と雛人形約400体で構成する「雛曼荼羅」が展示され、参拝者の目を楽しませている。31日まで。
同町の土佐街道沿いで開かれている「町家のひなめぐり」に合わせて実施。中央に大講堂の本尊・弘法大師像(江戸時代)と大日如来像(同)を置き、左右に約400体の雛人形や多聞天像(平安時代)、増長天像(同)などを配置している。
雛人形は信者らが寺に寄贈した大正時代以降の人形。段飾りとしては計16あり、華やかで壮観な雛人形と仏像群の組み合わせが、異彩を放っている。
雛人形の展示を始めた当初は数が少なかったが、寄贈する人が増え、展示の規模が年ごとに大きくなっているという。
期間中、重文・三重塔の特別開扉も行われ、秘仏の大日如来坐像(室町時代)を見ることができる。問い合わせは壷阪寺(☎0744・52・2016)。
【関連記事】
500体の雛人形がお出迎え 高取で「町家のひなめぐり」始まる
大和郡山の民話「白狐源九郎」を歌語りで魅せる 12日に県立美術館で開催
大和トウキなどで「やくぜん茶」 高取町の薬の町プロジェクト第2弾
「活動もっと発展させたい」、高取の「天の川実行委」 地域づくり準グランプリ
(関西のニュースは産経WEST http://www.sankei.com/west/west.html)