ストレス解消に「陀羅尼助飴」を UHA味覚糖と藤井利三郎薬房がタッグ
ストレス解消に健康によいアメをなめて―。県産生薬を配合した胃腸薬「フジイ陀羅尼助丸」で知られる藤井利三郎薬房(吉野町)と製菓大手のUHA味覚糖(大阪市)がタッグを組み、県産キハダの実を使ったアメ「味覚糖 陀羅尼助飴」を開発した。同薬房の藤井博文社長は「食べやすい黒糖味に仕上げた。体によく、リラックス効果もあるのでストレス解消にもぜひ」としている。
開発は、大和郡山市に工場を構えるUHA味覚糖が、県産生薬の効用に着目して昨夏、同薬房に共同開発を打診。陀羅尼助丸に使われているキハダに注目し、これまであまり使われてこなかった実の部分を利用したアメの開発を進めることになった。
キハダには抗菌作用があり、弱った胃を健康に整えたり、食欲不振を改善したりする効果があるとされる。陀羅尼助丸にはその樹皮が使われているが、アメには食用として使えるキハダの実を配合。消化不良に効果があるとされる薬用植物ケイヒやエンメイソウも加え、食べやすいように黒糖をベースにした味にした。
UHA味覚糖の担当者は「ストレスを感じることが多い人や中高年の人におすすめ。子供からお年寄りまで家族全員で健康のためにおいしくアメをなめてもらえれば」と話している。関西のスーパーやコンビニで販売されており、価格は小売店ごとに異なるが、税込みで311~322円という。
問い合わせはUHA味覚糖(☎06・6767・6031)。ホームページはhttps://www.uha-mikakuto.co.jp/
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