上村松園、松篁、淳之3代の四季の美堪能 松伯美術館で日本画展
上村松園(うえむら・しょうえん)、松篁(しょうこう)、淳之(あつし)の3代の日本画を通じ四季の美を楽しむ「四季のいろどり」展が、松伯美術館(奈良市登美ケ丘)で開かれている。「命の賛歌」(冬から春が中心)をテーマにした前期は24日まで、「深まる想い」(夏から秋が中心)と題した後期は26日~6月19日で、各約40点を展示する。
前期・後期を通じては、女性らが花見を楽しむ様子を描いた松園の「花見」(明治43年)をはじめ、松篁の「春雪」(昭和57年)、淳之の「花の水辺Ⅱ」(平成19年)を展示。前期では松園の「鼓の音」(明治43年)や松篁の「万葉の春」(昭和45年)、淳之の「釧路湿原の春」(平成20年)などが並んでおり、冬から春にかけての風情が楽しめる。
開館は午前10時~午後5時(入館は午後4時まで)、月曜は休館。入館料は高校生以上820円、小・中学生410円。前期入館券を購入すると、後期は半額で観覧できる。問い合わせは松伯美術館(☎0742・41・6666)。
【関連記事】
おとぎ話の世界満喫 「藤城清治 光のメルヘン展」開幕 奈良テーマの新作も
天理市に県国際芸術村建設へ 伝統工芸とアートは交流できるか? 観光施設の側面も
(関西のニュースは産経WEST http://www.sankei.com/west/west.html)