「人生いっそう楽しく」 県立大シニアカレッジで修了式
2016年04月15日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
シニア世代に学びの場を提供する県立大シニアカレッジの平成27年度の修了式が奈良市の県文化会館で開かれ、2期生559人が修了証書を授与した。
26年度に開講したシニアカレッジは、シニア世代を対象に中学、高校の教科書を用いた講義を行っており、これで985人が講義を修了。3月に行われた修了式では、県立大の伊藤忠通学長が「みなさんの学ぶ姿に若い学生も刺激を受けている。今後も学び直し、学び合いを続けていってほしい」とエールを送った。
修了生を代表してあいさつした奈良市の山本明さん(85)は、「この1年で改めて学ぶことの楽しさを教えていただいた。学び合う仲間との交流もあり、本当に毎週の講義が楽しみだった」と振り返り、「ここでの学びを糧に、今後の人生をよりいっそう楽しく豊かなものにしたい」と述べた。
奈良市の中岡隆一さん(69)は「勉強も友達もできて、いいことばかり。本当に楽しかった」と話していた。
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