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【GWは奈良で】〝緑のシャワー〟浴びて達成感 矢田寺のミニお遍路道


 「あじさい寺」の愛称で親しまれる大和郡山市の矢田寺。その境内の裏山に、四国八十八カ所霊場を模した「ミニお遍路道」がある。新緑の季節を迎える標高約150メートルの小高い丘は所々石段も整備され、歩きやすい。沿道や頂上の見晴台で弁当を広げてピクニックが楽しめる、地域の知る人ぞ知る観光スポットだ。

所々に石段も整備された遍路道は初心者にも歩きやすい

所々に石段も整備された遍路道は初心者にも歩きやすい

 「ミニお遍路道」は、広い四国を旅できない病人や高齢者が同じ御利益を得られるようにと、大正期に寺の信者らが中心となって完成させた。その後、太平洋戦争などを経てすっかり荒廃していた遍路道を、地元有志でつくる「矢田寺へんろみち保存会」のメンバーが10年がかりで再整備。昨年5月、2時間で回れる1周約3キロのコースが復活した。

 沿道には四国八十八カ寺の本尊を忠実に模した石仏が安置され、その下には各八十八カ寺の境内の「お砂」が敷かれている。石仏の穏やかな表情を眺めながら歩くと、中腹にはもみじの若木が植えられた「もみじ公園」。保存会が「遍路道をもみじの名所にしよう」と昨年11月、道沿いにある約1万平方㍍に約2千本植えて完成させた。

見晴台からは大和盆地を一望できる

見晴台からは大和盆地を一望できる

 保存会前会長の山下正樹さん(71)は「秋の紅葉もいいが、新芽のもみじも鮮やか。緑のシャワーを浴びているような気分になります」と話す。

 出発から約1時間、心地いい汗をかきながら到達した頂上には「じゅっぷく小屋」があり、腰を下ろしてしばし休憩。晴れた日には大和平野の大パノラマが眼下に広がり、達成感に満たされる。山下さんは「身近に自然を味わえる遍路道。家族で弁当を持ってハイキング気分で楽しんでほしい」と話した。(浜川太一)

 もみじ公園の「草刈りボランティア」募集 矢田寺へんろみち保存会では現在、6月11日に遍路道の「もみじ公園」で開催する草刈りの市民ボランティアを募集中。矢田寺本堂前に午前9時に集合、見ごろのアジサイを楽しみながら作業する。参加申し込み、問い合わせは保存会の山下さん(☎090・5648・1989)。

樹木のかげにひっそりと鎮座する仏像は自然の風景に溶け込み、あたりを幽玄な空気で包んでいる

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