庭園美を堪能 重要文化財・文華殿を公開 橿原神宮
橿原神宮(橿原市)は境内にある重文・文華殿と、付属する庭園を6月19日まで特別公開している。庭園は神武天皇2600年大祭に合わせて改修されており、新緑豊かな姿を見ることができる。期間中、福寿園(京都府木津川市)の協力で、お茶の接待もある。
文華殿は天理市にあった旧柳本藩の武家屋敷で、昭和42年に橿原神宮に移築された。庭園は、48年に古代庭園研究家の森蘊さんが、神武東征をイメージして作庭。それから40年以上が過ぎ、木々が伸びすぎるなどしたため弟子の牧岡一生さんが元通りに復元した。
昨年秋の公開では、庭園の周遊コースが非公開だったが、今回は周遊コースも公開し、神職が建物や庭園について説明する。
関連イベントとして、7日に庭園復元について牧岡さんが講演(午前11時と午後1時半から)。8日と25日には古事記と神武東征について、奈良まほろばソムリエの会専務理事の鉄田憲男さんが講演する(同)。また、15日~17日に「池坊いけばな展」が開かれる。
拝観料1人千円。公開時間は午前9時半~午後4時。問い合わせは橿原神宮(☎0744・22・3271)。ホームページはhttp://www.kashiharajingu.or.jp/
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