厳粛な雰囲気の中、お清石持ち行事始まる 橿原神宮
2016年02月26日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
修復工事が終わった橿原神宮(橿原市)本殿に一般崇敬者らが清められた小石を奉納する「お清石(きよいし)持ち行事」が25日始まり、厳粛な雰囲気の中で多くの人が小石をおさめた。
潔斎(けっさい)のために首からかける「橿原神宮」と書かれた小忌衣と小石を包む手ぬぐいを受け取った崇敬者らは、奉安所で小石3つを自ら取ってお祓いを受けた後、本殿がある内院へ。神職から説明を聞いた後、1人ずつ本殿西側の奉献場に上がって小石をおさめた。
本殿周辺は普段は一般の人が立ち入ることができない神域。友人3人で訪れた橿原市の辻本賀津子さん(56)、武末けい子さん(56)、秋山則子さん(55)は「本殿周辺は神々しい雰囲気で、貴重な体験ができた」と話した。
お清石持ち行事は29日まで。3月8日には本殿にご神体を戻す本殿遷座祭が行われる。お清石持ち行事についての問い合わせは、橿原神宮(☎0744・22・3271)。
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