最新の考古学情報をフェイスブックで 橿原考古学研究所
橿原考古学研究所(橿原市)が今月から「Facebook」(フェイスブック)での情報提供を始めた。インターネットのホームページでも情報発信を行っていたが、フェイスブックの利用で「必要な人に速報性を持って情報を届けられる」としている。
情報として掲載するのは「発掘調査の報道発表」「展覧会の紹介」「講演会の案内」など。早速、「祭祀集落」の遺構が確認された御所市の秋津・中西遺跡の現地説明会(8月23日)の様子を写真付きで紹介したほか、6日に行われた明日香村の飛鳥京跡苑池の現地説明会は事前に案内も掲載した。
フェイスブックは情報発信に有力なソーシャルメディアとして、多くの企業が活用。橿考研の菅谷文則所長はフェイスブック上で「考古学・歴史学・博物館展示の最新情報の提供を始めます。奈良の歴史を学び、楽しみましょう」と呼びかけており、担当者は「研究成果などについても掲載していきたい」としている。
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(関西のニュースは産経WEST http://www.sankei.com/west/west.html)