やまと郡山城ホールは「DMG森精機」が命名権 市営球場は「ならっきー球場」に
大和郡山市の「やまと郡山城ホール」の命名権(ネーミングライツ)について、市は同市創業の工作機械メーカー「DMG森精機」(本社・名古屋市)と基本協定を締結。来年1月から名称を「DMG MORI やまと郡山城ホール」に変更することが決まった。
ネーミングライツは、企業などが公共施設の命名権を得る代わりに、所有する自治体などに命名権料を支払い、維持管理や設備向上に役立てる仕組み。今回、同社から市に提案し実現した。契約期間は来年1月1日~平成38年12月31日の10年間で、支払総額は1億円。同ホールは「音響家が選ぶ優良ホール100選」に選ばれ、26年度の稼働率は73%と県内トップクラスを誇る。
締結式で同社の玉井宏明副社長は「名称には創業の地、大和郡山とともに発展したいという思いを込めた」とあいさつ。上田清市長は「資金を有効活用し、芸術文化に寄与するホールに育てたい」と話した。
同市では市営球場の命名権を奈良信用金庫(本店・同市南郡山町)が獲得、先月から愛称を「ならっきー球場」に変更した。
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