ダンス苦手な先生へ 奈良県教委が学習DVD作製
中学1、2年生で必修の「ダンス」について、教員の指導力アップを図ろうと、県教委が表現運動・ダンスDVD「心と体をほぐすウォーミングアップ」を作製した。県教委がダンスに絞ったDVD教材を作製したのは初めてで、市町村教委や全公立・私立の小中学校、高校などに配布する。
ダンスは学習指導要領の改定に伴い、平成24年度に中学校で必修化。小学校段階から表現運動の学習を進めることが大切とされている。このため、県教委は授業の導入に絞ったウオーミングアッププログラムとその指導法を紹介するDVDを作製した。
DVDは、対象を「小中学校・高校」と「小学校低・中学年」「小学校高学年・中学校・高校」「中学校・高校」に分け、1枚(約50分)に収録。ロック、サンバなどの現代的なリズムのダンスのほか、即興表現などが含まれている。作製はダンスが専門の塚本順子・天理大学教授の協力を受けた。
県教委保健体育課は「DVDは特に導入部分に絞っているのが特徴で、ダンスが苦手な教員らに使ってもらえると思う。教材の浸透を図り、現場の声も聞いていきたい」としている。
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