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人口465人の村の挑戦 民間の「野迫川観光局」始動 あまご祭り開催中


 野迫川村で活動するNPO法人や地元のホテル、民宿などが、村を観光で盛り上げようと、一般社団法人「観光局」を設立した。現在、村の川原樋(かわらび)川でアマゴ釣りが楽しめる「あまご祭り」を開催中で、今月19、20日には釣り大会も開催する。

あまご祭りをPRする観光局の津田局長(左)と、大股漁業生産組合の中谷收組合長

あまご祭りをPRする観光局の津田局長(左)と、大股漁業生産組合の中谷收組合長

 村は和歌山県に隣接する県南西部に位置。豊かな自然の中でのアウトドアレジャーを求める観光客が訪れ、世界遺産の熊野参詣道・小辺路も通る。日本三荒神の1つとして知られる弘法大師ゆかりの荒神社や、平安時代の武将、平維盛が熊野・吉野の山中を流浪の末に生涯を終えたとされる平維盛伝説が残るなど、観光資源が豊富だ。

 だが、人口は465人(今年7月末現在)で、うち65歳以上は約45%の209人と、高齢化が進んでいる。4年前の紀伊半島豪雨災害では大規模な土砂崩れが起こり、民家が全半壊したほか集落では浸水被害も発生。北股地区の住民らは2年10カ月あまりの避難生活を強いられた。

 観光局長を務める津田晃さん(57)は、「大阪で行ったアンケートでは、95%の人が野迫川村のことを知らなかった」とし、「世界遺産や自然、歴史というせっかくの観光素材をPRできないかという思いがあった」と、観光局設立への思いを話す。

 津田さんが理事長を務める地元NPO法人「結の森倶楽部」のほか、地元のホテルのせ川、民宿かわらび荘、さらに津田さんが情報交換していた奈良NPOセンター(奈良市)、県内の地域活性化に取り組む一般社団法人「大和ブランド推進協議会」も趣旨に賛同。7月、観光局設立にこぎつけた。観光パンフレットを作って関西国際空港で開かれたイベントで配布したり、フェイスブックを通じた情報発信も進めている。

「あまご祭り」が開かれている川原樋川

「あまご祭り」が開かれている川原樋川

 10月31日まで、「川魚の女王」といわれるアマゴを養殖している村内の大股漁業生産組合と村漁業協同組合と共催し、川原樋川でアマゴをルアーフィッシングとフライフィッシングでも楽しめる「あまご祭り」を開催中。今月19、20日はインストラクターによるルアーフィッシング講習会なども行われる「あまごつり大会」も開く。津田さんは「より多くの方に野迫川に来ていただけるようにしたい」と話している。
あまご祭りについての問い合わせは、民宿かわらび荘(電0747・38・0157)。民宿かわらび荘のホームページはhttp://kawarabi.info/

野迫川村役場のホームページはhttp://www.vill.nosegawa.nara.jp/

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(関西のニュースは産経WEST http://www.sankei.com/west/west.html)

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