【参院選】橿原29%、生駒57%、王寺51% 10代投票率、割と高かった
18歳以上に選挙権年齢が引き下げられて初めての国政選挙となった参院選。県選管は、参院選で新たに有権者となった18、19歳の投票率(選挙区)について、橿原市、生駒市、王寺町―の3市町を抽出して調査した結果を明らかにした。
県選管によると投票率は橿原市29・23%▽生駒市57・32%▽王寺町51・16%だった。調査は総務省へ報告するため実施され、3市町に設置された投票所のうち、それぞれ1カ所の投票所を抽出して調べた。総務省が全国の市区町村の一部を抽出して11日に発表した参院選の18、19歳の投票率は45・45%だった。
県選管の担当者は「地域によって大きくばらつきがあった。これまで県内の20代の投票率が、全世代の中でかなり低かったことを考えると、選挙に関心を持った18、19歳の有権者が割と多かったのでは」と推測した。
ただ、今回は自治体内の1つの投票所を抽出したサンプル調査のため、県選管は「県内全体の18、19歳の投票率が出たら、詳しく分析したい」としている。
【関連記事】
【参院選】18、19歳は2万7967人 選挙人名簿登録者 総数は約116万5000人
【参院選】どうなる?投票率 若年層の行動カギか 陣営から「関心薄い」の声も
【参院選】「若者の意見反映されるように…」 橿原高校に期日前投票所開設 生徒ら30人投票
【参院選】「18歳になったら、選挙に行こう」 橿原高校生の主張
どうする?どうなる?18歳選挙権 模擬選挙、教育研修…対策模索
産経新聞の試し読み、ご購読はhttp://sankei-nara-iga.jp/koudoku.html