井戸水おいしいよ 大和郡山市が地下水詰めた「ふれっしゅ郡水」配布
大和郡山市上下水道部は、まちの地下水のおいしさを知ってもらおうと、同市の深井戸からくみ上げた水のみを詰めたペットボトル(280ミリリットル)を作り、市内の全小中学校に配布した。子供たちにアンケートも実施し、味の評判などを調査。今後の事業の参考にするという。
同市の水道水は、総配水量の半分は地下水が水源で、残り半分が大滝ダム(川上村)から吉野川を伝って流れる水。ミネラルウオーターやスポーツ飲料の普及で「水道水離れ」が進む中、「地元の水」のおいしさを広く知ってもらおうと、市上下水道部が企画した。
今回、北郡山浄水場の井戸からくんだ地下水のみを詰めたペットボトル約1万5千本を作成。これまでに市内計16の小中学校の児童・生徒6900人にペットボトルを配布した。子供たちの反応は「おいしい」「また飲みたい」などと好評な意見が多かったといい、9月下旬にも再度、全校に配布するという。
同部業務課長の前畑栄作さん(53)は、「だんだん忘れ去られていく、地元のおいしい水を長く記憶してもらえたら」。今後、配布事業の継続も視野に検討するという。
【関連記事】
子育て中のママに、ゆったり安心 大和郡山市に「ちびっこ共和国 ひなたカフェ」
斬新な金魚のおうち考えて 大和郡山市がコンテスト 最優秀は製品化
癒やされる~「猫窓」 金魚のまちの新たなスポットに 大和郡山
【ふるコレ】金魚のまちならでは、「飼育セット」人気 大和郡山市
産経新聞の試し読み、ご購読はhttp://sankei-nara-iga.jp/koudoku.html