「給食に野菜ジュースの日を」「ボールで遊べる公園を」 小学生議員が質問攻め 宇陀市で「子ども議会」
地域社会の一員としての自覚を高め、行政への理解と関心を深めてもらおうと、宇陀市議会で2日、市内の小学6年生12人が「議員」を務める「子ども議会」が開かれ、子供たちが竹内幹郎市長ら市幹部に市の課題などについて質問した。
今回で2回目で、議事進行を務める議長、副議長も子供たちが担当。「小学校間の交流を広げることはできないか」「ボールを使って遊ぶことができる公園がほしい」「今後の下水道計画は」などの質問があり、竹内市長らが丁寧に答弁した。
中には、「給食に野菜ジュースの日をつくっては」という質問もあり、教育長らが「よい発想だと思う。検討したい」。「大型商業施設の計画はありますか」の質問に竹内市長は、「計画は今のところないが、今ある店が活気を取り戻すことが大事。そのためにはみなさんが将来にわたって市に住み、市で買い物をするようにしてほしい」と答えていた。
質問した榛原東小の筒井里采さん(11)は「ちゃんと答えていただき、すごくよく理解できた。こうした企画をこれからも続けてほしい」。議長を務めた榛原小の杉本汐織さん(12)は「最初は緊張したのですが、その後は慣れて楽しかった。いい経験ができました」と話していた。
【関連記事】
機織り、和紙づくり… イベント満載「夏休みこども博」 4日から近鉄百橿原店
宇陀市松山地区に観光拠点設置へ 城下町の歴史と伝統生かせるか
還暦になっても野球 宇陀市でオープンの集い 年齢感じさせないプレー
子供たちの笑顔あふれ 「ふくし・ふるさと夏祭り」盛大に 奈良市の佐保山保育園
産経新聞の試し読み、ご購読はhttp://sankei-nara-iga.jp/koudoku.html