奈良女子大生が考えたガッツリヘルシー弁当 9月にスーパーヤオヒコで販売
奈良女子大(奈良市)の学生と、県内外でスーパーマーケットを経営する「八百彦商店」(本社・王寺町)のコラボから生まれた「大和の錦弁当」が来月から販売される。大和野菜や県産米、斑鳩町名物の竜田揚げなど奈良にこだわった弁当で、開発に携わった学生は「地元の人でも奈良の食の魅力を知らない人は多い。これをきっかけにPRできれば」と期待を込める。
「八百彦商店」が今年創業88周年になるのを記念して、「奈良の食材をもっと食べてほしい」との思いから、奈良女子大生活環境学部の高村仁知教授に奈良の食材を使った弁当の開発を依頼した。
奈良の食材を生かしたレシピの開発などを行っている奈良女子大の「奈良の食プロジェクト」に所属する学生11人が、「ガッツリヘルシーな奈良の弁当」をコンセプトに、レシピの考案や料理の試作などを繰り返し、7月上旬に「大和の錦弁当」が完成した。
ごはんは、大和野菜の「大和まな」と県産のひとめぼれを使用した菜っ葉飯で、おかずは八百彦商店と斑鳩町商工会が開発した「斑鳩名物竜田揚げ」や、大和まなのだし巻き卵、卯の花のポテトサラダ風など野菜もたっぷり入っている。
開発に関わった奈良女子大生活環境学部2年の金沢めぐみさん(20)は「大和野菜など奈良にはおいしいものがたくさんある。この弁当がきっかけとなって奈良の食のPRになれば」と期待。八百彦商店の上田秀明専務も「初の学生とのコラボで、奈良の食をPRするいいものができてうれしい」と話していた。
「大和の錦弁当」は、9月17日からスーパーヤオヒコ12店舗で、1個500円(税別)で販売予定。問い合わせは八百彦商店(☎0745・73・3033)。
スーパーヤオヒコのホームページはhttp://www.yaohiko.com/
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