興福寺の五重塔と三重塔 初層内部が初の同時公開へ 26日から
2016年08月25日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
国内で2番目に高い興福寺(奈良市)の五重塔(国宝)と、三重塔(同)の初層(1階)内部が26日~10月10日に初めて同時公開されるのを前に25日、法要が営まれた。塔の建築技術を比べたり内部の仏像を拝観したりできる。
五重塔は奈良時代に光明皇后によって建てられた後、被災、再建を繰り返し、現在の塔は室町時代の再建。高さ約50メートルで、初層の四方には薬師、阿弥陀、釈迦、弥勒の各三尊像が安置されている。三重塔は平安時代に建てられ、焼失後、間もなく再建。初層には千体仏が描かれ、弁才天像が安置されている。
この日は五重塔で多川俊映貫首らが出仕して法要が営まれ、報道陣らに内部が公開された。拝観料は一般千円、中学・高校生700円、小学生300円。
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