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変貌する大神神社周辺 直会殿建設、中央参道も整備へ


 大神神社(桜井市)がJR三輪駅東側に、平成31年の完成をめざし例大祭関連行事や結婚式の披露宴などを行う直会(なおらい)殿(2階建て)を建設することを決めた。能楽堂も併設、大礼記念館などの改修も同時に実施する。一方、県と桜井市は市街地整備の一環として同神社の参道(県道)整備を計画しており、30年代前半には神社周辺の街並みが大きく生まれ変わりそうだ。

北側参道から見た直会殿の完成イメージ図。建物の右(西)側にJR三輪駅が位置する

北側参道から見た直会殿の完成イメージ図。建物の右(西)側にJR三輪駅が位置する

 ■来年夏頃着工

 直会殿は広さ延べ約4900平方メートル。大直会室(300人収容)や直会室(100人収容)、応接・来賓室、エントランスホールなどが設けられる予定だ。

 建設地はJR三輪駅のすぐ東側で、県が整備する参道の南側。神社では最近土地を購入し現在、建設に備えた発掘調査が行われている。建物の設計も進められ、来年夏ごろに着工、31年夏ごろの完成をめざしている。総事業費は約32億円。

 大神神社では「平成の大造営」(8~11年)で祈祷殿や儀式殿、参集殿などを整備。だが、直会殿的な施設である大礼記念館は昭和40年代の建築で、老朽化が進み、利用者の増加とともに狭隘になっているという。

 このため新施設を建設し、大礼記念館などの古い施設についても31~32年に改修工事を行うことになった。これらは第2期の「平成の大造営」として実施。今年7月には、事業を支援する奉賛会も設立された。

 ■和のこころの殿堂に

 直会殿の特徴はロビーを持つ客席350席の能楽堂を併設すること。能舞台(木製)は信者の大阪市内の篤志家が所有していたもので、神社が寄贈を受けた。舞台後ろの鏡板の松の絵は前田青邨画伯が描いている。

 能舞台はすでに解体されて境内に保管されており、建設に合わせて復元し設置する。直会殿の北側の部分が能楽堂になる予定で、大神神社に能舞台がつくられるのは初めて。

 神社では「直会殿は、三輪さんに心を寄せる方々の支えとなる情報発信の場『和のこころの殿堂』というべき施設にしたい。講演会や発表会、地域の文化活動にも活用していただきたい」としている。

直会殿の中につくられる能舞台

直会殿の中につくられる能舞台

 ■中央参道が新設

 県と桜井市は昨年10月、大神神社参道周辺地区のまちづくりについて基本協定を締結。整備構想では、参道整備の基本方針を「人に優しく、歩いて楽しい参道にする」としている。

 整備対象区間は、国道169号から二の鳥居までの約700メートルで、「大鳥居ゲートウェイゾーン」「まちなか交流ゾーン」「境内へのエントランスゾーン」の大きく3つに分け整備する。

 最大の特徴は、歩行者が道の真ん中を歩くことができる「中央参道」の新設。現在、歩道は基本的に車道の両側にあるが、構想では東側区間では参道の中央部に歩道を設置。松並木なども整備し、神秘的な雰囲気をつくりだす。無電柱化や、灯篭の設置も検討するという。

 新たな商業施設誘致もはかり、二の鳥居近くにある駐車場は廃止。駐車場は西側の大鳥居周辺に集中させる計画だ。

 県は具体的な整備内容やスケジュールなどを示す基本計画を今年度中にまとめる予定で、「歩道についてはカラー舗装にすることも検討している。景観が大きく変わる場所も出てくるだろう」としている。(野崎貴宮)

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