奈良公園の池を〝真っ赤〟に染めた浮き草除去 観光シーズン控え
2015年10月3日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
奈良公園の荒池で2日、猛暑の影響で7月末ごろから大量発生している浮草の本格的な除去作業が行われた。これから気温が下がることで浮草が枯れて底にたまり、ヘドロ化する恐れがあることから実施。県奈良公園室と池を管理する地元水利組合が共同で作業にあたった。
大量発生しているのは高温に強い「アイオオアカウキクサ」。これまでは雨で排水口に流れ出た分を回収してきたが、完全に取り除くことができず、池には依然として大量に浮草が残っていた。
この日は作業員約20人が網を使って浮草を排水口から用水路に流し込み、重機などで回収した。同室の担当者は「これから秋の観光シーズンを迎える。本来の池の姿に戻せれば」としている。
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