「のこぎり難しい」、林業体験で郷土愛養う 川上村の中学生
2015年10月17日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
奈良県川上村立川上中学校の生徒が同村上多古の民有林で、不要な木を伐採する除伐を体験した。村の基幹産業である林業に触れ、生徒たちに郷土への理解と愛着を深めてもらおうと、同中PTAと同校が開いた。
10月6日に行われた開講式では、同校の大西節子校長が生徒たちに、「村民として、林業を守っていくために、自分たちが何ができるかを感じてほしい」と話した。
除伐作業は地元の林業、玉井久勝さん(58)らが指導。玉井さんは生徒たちに、のこぎりの使い方や木を倒すときのロープの結び方を教え、細い木や傷ついている木など不要な木を選んで作業を行った。
参加した13人の生徒たちは、のこぎりの力の入れ方に苦労しながら、除伐を体験。2年の倉向優宇君(14)は「のこぎりの使い方が難しかった。山をきちんと利用できれば、村が活性化すると思う」と話していた。
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