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記念撮影スポットが2年間おあずけ 110年ぶり、法隆寺中門の修理本格化


 約110年ぶりとなる法隆寺(斑鳩町)の中門(国宝、飛鳥時代)の修理が来年、本格化する。雨漏りがする屋根の瓦を葺き替えるほか、傾いている基壇の石の組み直しなどを行う。1月から現場を覆う素屋根を建設する予定のため、西院伽藍の正面にあり、金剛力士立像(重要文化財、奈良時代)が安置されている壮麗な中門は2年間ほど見られなくなるという。

記念撮影ポイントになっている法隆寺中門。修理のためしばらく見られなくなる

記念撮影ポイントになっている法隆寺中門。修理のためしばらく見られなくなる

 中門は入り母屋造りで、幅約12メートル、奥行き約8メートル、高さ約14メートル。エンタシス(膨らみのある形状)の柱が並び、上層の高欄には「卍崩し」の意匠が施されるなど、飛鳥時代の建築様式を伝える。中門前は、観光客や修学旅行生らの記念撮影ポイントとしても人気となっている。

 しかし、明治36年の修理から約110年が経過。県文化財保存事務所によると、屋根は凍害による破損や葺き土の劣化による緩みで雨漏りがし、応急処置で対応している状況。このため、来年4月以降に調査を経て約1万6千枚の瓦をいったん下ろし、使用できる瓦を生かしながら葺き替える。

 また、基壇は外側に傾斜したり、上面が波打ったりしている状態といい、石を組み直すなどして補強する。すべての修理が完了するのは平成30年度末になる見込みという。

 法隆寺の古谷正覚執事長は「(法隆寺を開いた)聖徳太子の1400年御遠忌(平成33年)までに伽藍正面がきれいになることになり、ありがたい」と話している。

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