【春高バレー】女子 奈良女子、天理などベスト8 ノーシードの高取国際も
「春高バレー」として開催される「第68回全日本バレーボール高校選手権」県大会(県バレーボール協会、産経新聞社など主催)は大会2日目の8日、葛城市の當麻スポーツセンターと大和高田市の市立高田商業高校体育館で女子の1~3回戦が行われた。37校が白熱した試合を繰り広げ、シード校の天理、奈良女子、奈良文化、添上、高田商、畝傍、高田のほか、ノーシードの高取国際が勝ち進み準々決勝進出を果たした。男女とも14日、奈良市の中央体育館、中央第2体育館で準々決勝と準決勝が行われる。
畝傍-香芝戦は最後まで攻守で集中力を切らさずに、要所で得点を重ねた畝傍がフルセットの末、シーソーゲームを制した。
第1セットは終盤に連続で得点を重ねた畝傍が奪取。最終セットも久下千晶主将が攻守にわたってチームを支え続け、香芝を振り切った。
香芝は第2セットに一時は8点差とされながらも驚異の粘りをみせ、逆転に成功。フルセットに持ち込んだが最後は力尽きた。
畝傍の久下主将は「第2セットを取られて、香芝も勢いがあったが、強気を貫きました。自分たちの力でベスト8に残れてうれしいです」と話した。
奈良女子-橿原戦は攻守で相手を圧倒し、終始試合の主導権を握り続けた奈良女子が橿原を破り、準々決勝に駒を進めた。
奈良女子は第1セットからエースの森智里選手がパワーのあるスパイクを連発。中盤からは連続12得点と圧倒的な力を見せた。第2セットも序盤からリードを広げ、危なげない試合運びだった。
橿原は奈良女子の猛攻にも粘り強いレシーブで対抗。第2セット中盤には連続で得点を奪うも追いつけなかった。
奈良女子の鬼嶋浩一監督は「レシーブなど守備で雑な部分があったが、全体としてはいい出来。まだ、本調子ではないが、次はもっと動きもよくなると思います」と話した。
結果は次の通り。
【1回戦】生駒2-0奈良北▽五條2-0奈良学園▽奈良育英2-1郡山▽登美ケ丘2-1大和広陵▽大淀2-0西の京
【2回戦】添上2-0磯城野▽平城2-0山辺・王寺工・十津川▽天理2-0生駒▽奈良2-0帝塚山▽高田2-0榛生昇陽▽西和清陵2-0奈良大付▽奈良文化2-0五條▽桜井2-0関西中央▽畝傍2-0天理教校学園▽橿原2-0奈女大付▽奈良女子2-0奈良育英▽香芝2-0法隆寺国際▽高取国際2-0奈良朱雀▽一条2-0登美ケ丘▽高田商2-1大淀▽奈良情報商2-0育英西
【3回戦】天理2-0平城▽添上2-0奈良▽奈良文化2-0西和清陵▽高田2-0桜井▽奈良女子2-0橿原▽畝傍2-1香芝▽高取国際2-0一条▽高田商2-0奈良情報商
【関連記事】
【春高バレー】女子、精神面鍛えた奈良女子、混戦制すか 8日に1~3回戦
【春高バレー】男女65チーム対戦相手決まる 全国へ11月7日開幕
【春高バレー】第67回大会、奈良は男子が添上、女子は奈良女が全国大会へ
(関西のニュースは産経WEST http://www.sankei.com/west/west.html)