新超人は「ナラヅケマン」 県とキン肉マンのコラボで誕生 生駒の高谷さん発案
人気漫画「キン肉マン」と県がコラボし、全国から公募した奈良ゆかりの新「超人キャラ」に、生駒市の教員、高谷元基さん(35)が発案した「ナラヅケマン」が選ばれた。
200体の作品から「キン肉マン」作者の漫画家コンビ「ゆでたまご」の1人、嶋田隆司さんが選出。「油断させておいて豹変しそうな風貌がたまらなくいい」と絶賛された高谷さんは、「まさかという気持ち。物心ついたころからキン肉マンのファンで、これほどの喜びはない。キャラクターは奈良漬だけに、10年20年と寝かせた熟練の技が持ち味です」と笑顔で話した。
「キン肉マン」には「アシュラマン」など、奈良ゆかりの「超人キャラクター」が登場することから、「タッグを組んで奈良をPRしたい」と県が嶋田さんに打診し、「県大芸術祭」の一環として実施。14日に奈良市のなら100年会館で開かれたイベントには、全国からファン約250人がかけつけた。
嶋田さんは「仕事としての漫画家」をテーマに講演。かつて手塚治虫さんから言われた「漫画家は3つの武器を持て」という言葉を引き合いに、「誰にも負けない自分の専門分野を、流行ではなく自身で開拓してつかみ取ることが大事」などと話し、ファンらが熱心に聞き入っていた。
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