シニア世代の学びの場 奈良フェニックス大学受講生募集
55歳以上のシニア世代に学びの場を提供し、健康増進や地域貢献につなげる年間講座「奈良フェニックス大学」事務局が、平成28年度の教養学部受講生の募集を開始した。3月15日まで応募を受け付ける。
奈良フェニックス大学は、市民や県内大学の講師らでつくる大学運営委員会が主催し、25年4月に開講。教養学部では「有意義に・健康に長寿社会を生きる」「次世代に引き継ぐ地域を創る」などの必修科目の講座を年間30回(1回2時間)実施。「知っておきたい行政策」など、個人の興味に沿って受講できる選択科目も用意しているほか、野鳥観察クラブや園芸同好会、トレッキングクラブなど、計20のクラブ活動も行っている。
大和郡山市のやまと郡山城ホールを会場に、毎週木曜午前10時~午後4時半、学長の村田武一郎・帝塚山大教授ら約50人が講師を務め、これまで延べ約500人が受講。年間講座の修了者からは「幅広い知識とすばらしい仲間を得られた」など、高い評価を得ているという。
28年度は教養学部4期生となる約100人の受講生を募集。受講料は年間5万5千円。参加希望者は、住所、氏名、年齢、連絡先、略歴(50~100字)、応募理由(同)などを入学申込書に記載し、メール(napco0418@gmail.com)またはFAX(0743・85・6946)で申し込む。
大学の立ち上げから携わっている事務局長の大柿清さん(68)は、「新しいつながりや、絆が見つけられる。伊勢や淡路島への卒業旅行など、勉強以外の楽しみもたくさんある」とし、多くの参加を呼びかけている。
問い合わせは大柿さん(☎080・7004・1550)。
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