中学卒業までの通院医療費助成拡大 天理市、28年度中の適用目指す
2016年01月6日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
天理市は、県の助成制度に上乗せして独自に実施している子供の通院に対する医療費の助成対象を、現行の0歳~就学前までから中学卒業までに拡充する。関連議案を3月の市議会に提案し、平成28年度中の適用を目指すという。
県の制度では、未就学児は通院医療費の自己負担額が1医療機関あたり月額500円、中学卒業までの子供の入院費の自己負担額は月額千円となるよう助成。市では、入通院費がともに実質無料となるよう、県の制度に独自に上乗せ助成をしてきた。
今回は新たに、通院にかかる医療費助成対象を中学卒業まで拡充。拡充する小中学生の通院費については、子供1人あたりの自己負担が現在の約3分の1程度になるよう、詳細な制度内容を検討している。
移転・新設するごみ焼却施設を周辺10市町村と共同利用することによる「市の負担軽減のメリットを生かした」(担当者)といい、助成拡充に伴う市の負担額は、年間約5千万円と見込んでいる。
【関連記事】
10市町村利用の新ごみ焼却施設の組合設立議案 天理市議会開会
(関西のニュースは産経WEST http://www.sankei.com/west/west.html)