猿をテーマの軸など展示 五條の藤岡家住宅所蔵美術品展
2016年01月8日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
五條市近内町にある江戸時代の庄屋屋敷「藤岡家住宅」で今年の干支・申年にちなみ、猿を題材にした軸など美術資料を集めた展示「丙申(ひのえさる)~藤岡家所蔵『猿』の美術」が開かれている。
藤岡家住宅は俳人・藤岡玉骨として知られる藤岡長和(明治21~昭和41年)の生家。玉骨に関する膨大な資料が残されており、中から猿を題材にした美術資料約20点を展示した。
京都で織られた「竹屋町裂」で猿と桃の木を表現した江戸時代の軸「桃猿図」や、5匹の猿を描いた作者不明の「五猿図」などのほか、玉骨が作ったという高さ約4センチの木彫りの猿「桃猿」なども並ぶ。
3月26日まで。月曜休館。問い合わせは、藤岡家住宅(☎0747・22・4013)。
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