スギで作った断熱材寄贈 北野木材が台風11号被害の天川村へ
2016年01月19日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
天川村のスギを使った断熱材を村営住宅に利用してもらおうと奈良市の北野木材が19日、住宅2棟分の断熱材を村に贈呈する。
昨年末から高田木材協同組合(御所市)と共同で県産スギを原材料とした住宅用断熱材の製造、販売を始めた。断熱材は、昨年台風11号の大雨で地滑りが起きた同村坪内地区の住民が入居する村営住宅2棟4戸に使われる。村営住宅は3月末に完成予定。
同社は「県産スギを主原料とした断熱材は、温度変化の影響を受けにくく、住まいの暖冷房費の節約に貢献する」とし、「省エネのためにも県産スギを使った断熱材を広めたい」とPR。今後住宅メーカーや工務店向けの営業を進める。
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