県産イチゴ「古都華」を味わい食を考える 奈良市の小学校で食育授業開始
奈良市内の小学校で県のブランドいちご「古都華」を使った初の食育授業が始まった。地元の食材に親しんでもらおうと、市が学校に無償で提供し、市ブランド推進課の職員が授業を実施する。3月まで計12校で行い、各校の3、4年生ら計約千人に1粒ずつ提供される。
古都華は平成23年に品種登録された県育成品種で、色が濃く光沢があり、糖度、酸度ともに高い濃厚な味わいと強い香りが特徴。だが、県農業水産振興課などによると、県内のいちごの作付面積約100ヘクタールのうち古都華は5~6ヘクタールと少なく、「県民でも古都華を知らない人がまだまだいる」(担当者)という。
3日、市立伏見小学校で行われた食育授業には、4年生92人が参加。古都華の作り方や特徴をクイズ形式で学んだり、糖度計を使って甘さを計測するなどした。授業の最後に全員に古都華が配られると、口にした児童たちから「すごく甘い」「おいしい」と驚きの声が。米沢慧くん(10)は「甘くておいしかった。授業を受けてどうやって作られてるのかも興味がわいた」と話していた。
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