「桜いっぱいにお願い」 奈良・柳生の里、芳徳寺に90本植樹
2016年03月29日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
剣術の「柳生新陰流」の開祖、柳生宗厳の生誕の地として知られる柳生の里(奈良市)の芳徳寺境内で、市立柳生小学校の児童約50人による桜の木の植樹祭が行われた。
柳生の里は県内の桜の名所で、毎年4月に「さくら祭」を開催。柳生観光協会などによると、かつては芳徳寺周辺にも500本の桜の木が咲き誇っていたが、現在は大半が枯れているといい、同協会が3年前から公益財団法人「日本さくらの会」から桜の木の寄贈を受け、植樹を行っている。
今回はソメイヨシノ50本、江戸彼岸桜30本など計90本を児童らと植樹。その後、児童たちが将来の夢や桜への思いなどを書いた札を木にかけ、立派に育つよう祈願した。
2年生の奥田楓生ちゃん(8)は「桜の花でいっぱいになるようにお願いした」と話していた。
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