イスラエルの考古学の文化を語る 天理参考館で24日講演会
「イスラエルのテル・ゼロール遺跡」展を開催中(来年2月6日まで)の天理参考館(天理市)で6月24日、関連講演会「イスラエルの考古学―過去と現在―」が開催される。
テル・ゼロールは、紀元前2千~700年の中期青銅器時代から鉄器時代にかけて栄えた古代都市遺跡。日本オリエント学界が昭和39~41年にかけて発掘調査を行い、日本へ持ち帰られた出土遺物は長く同館に寄託され、平成15年に寄贈された。
展示では、出土品20点をパネルを交えて紹介。その時代によく見られる文様が施されたキプロス土器など、学術的価値の高い遺物を間近に見られる。
関連講演会では、天理大文学部の桑原久男教授が、現在の考古学の手法を確立させたイスラエル考古学の成果と現状を紹介。定員100人(当日先着順)で入館料(大人400円)が必要。問い合わせは天理参考館(☎0743・63・8414)。
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