奈良伊賀地域で産経新聞の購読試読・求人案内。

産経新聞 奈良県伊賀地区専売会産経新聞 奈良県伊賀地区専売会

産経新聞グループ各紙のご購読はこちら 0742-24-2214

専売会について専売会について各専売店の紹介各専売店の紹介地域貢献地域貢献求人内容求人内容購読・試読サービス購読・試読サービス

sanbai-02.jpg

〝相棒〟と挑むリオ五輪 総合馬術で初出場の北島隆三選手


 今年8月に開催されるリオデジャネイロ五輪の総合馬術競技に、県立山辺高校出身の北島隆三選手(30)=乗馬クラブクレイン所属=が初出場する。中学生のころから目指した大舞台に向け、現在は英国で最終調整に入っている北島選手は電話取材に、「できることを精いっぱいやりきりたい」と抱負を語った。

ジャストチョコレートに乗る北島選手(乗馬クラブクレイン提供)

ジャストチョコレートに乗る北島選手(乗馬クラブクレイン提供)

 神戸市出身。小学5年生のころ、テレビで見た競馬中継で騎手にあこがれ、両親に頼んで乗馬クラブに入会。身長体重とも増えたため、騎手の夢は断念したが、人馬が一体となって障害物を乗り越える馬術競技に興味を持ち、五輪出場の夢を抱くように。競技向けの練習ができる「クレインオリンピックパーク」(天理市福住町)に通うため、近くにある県立山辺高校(奈良市都祁友田町)に入学、鍛錬を重ねた。

 明治大に進学すると、初出場した総合馬術競技で2年連続1位に輝くなど、頭角を現した。クレイン入社後も強化指定選手に選ばれ世界規模の大会に出場。実績を積み重ねた。

 昨年1月から、馬術競技の本場・英国に活動拠点を置き、日夜、馬につきっきりの生活を送る。平日は午前7時から厩舎の掃除や馬の餌やりを始め、8時半~午後2時ごろまで計3頭の馬に交互に乗ってトレーニング。週末は、毎週のように開かれる大規模な大会に出場し、技術向上を目指す毎日だ。

 少年時代からとりこになった馬の魅力について、北島選手は、「疲れているときはぼーっとしているし、試合前は鼻を膨らませ目を見開いて興奮している。日々さまざまな表情があり、そこは人間と同じですね」と話す。現在の相棒は、ニュージーランド生まれのアイリッシュ・スポーツホース「ジャストチョコレート」。些細な音にも敏感に反応する神経質な性格だが、「周囲の状況に注視し集中力がある」という。

リオ五輪出場が決まった北島隆三選手(乗馬クラブクレイン提供)

リオ五輪出場が決まった北島隆三選手(乗馬クラブクレイン提供)

 今年3月、個人枠での五輪出場権を獲得。「結果が出るまでどきどきしていたが、決まった瞬間はほっとしました」と振り返る。滋賀県甲賀市に住む妻の笑子さん(38)と2歳、5歳のまな娘の存在が、メンタル面での一番の支えだ。「他の選手に比べ経験は浅いが、人馬ともに最高の状態で挑戦したい」。念願の舞台を前にこう語った。

 ■総合馬術競技 馬場馬術、クロスカントリー、障害馬術の3種目を同一人馬で3日間かけて行う競技。3種目の減点合計が少ない人馬が上位となる。人馬ともに高い能力と技術が要求され、クロスカントリーでは6キロにも及ぶコースを竹柵や池など40を超える障害物を乗り越えながら疾走する。

【関連記事】

【月刊ならスポ】海なし県初のカヌー代表・棚田大志選手 東京五輪でメダルを

【月刊ならスポ】おばあちゃんに続け、走り幅跳びの吉岡里紗さん 目指すは東京五輪

【月刊ならスポ】究極のロープスポーツ「ダブルダッチ」、世界制覇の女子中生4人

【月刊ならスポ】「結果出せた。将来は欧州へ」、奈良北高自転車部主将・吉岡さん

東京五輪に間に合う? 県がトレーニングセンター構想

(関西のニュースは産経WEST http://www.sankei.com/west/west.html)

求人情報求人情報
購読・試読のお申込み購読・試読のお申込み
お問い合わせお問い合わせ

産経新聞各紙
産経新聞産経新聞
サンスポサンスポ
Business iBusiness i
夕刊フジ夕刊フジ

グループ各紙
月刊TVnavi月刊TVnavi
MOSTLYMOSTLY
正論正論
週刊ギャロップ週刊ギャロップ

読もうよ新聞読もうよ新聞

野球教室
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。