東大寺の鏡池に木製帆船現われる 中国現代美術家が制作
2016年05月16日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
奈良・東大寺の大仏殿前にある鏡池に、東アジア伝統の木製の帆船が出現した。日中韓の文化交流事業「東アジア文化都市2016奈良市」の一環として、中国を代表する現代美術家・蔡國強氏と船大工らが制作した。
かつて東シナ海を航行した中国の伝統的帆船をイメージ。古くは宋の時代から中国・福建省で作られてきたものといい、大きさは全長13メートル、幅3・2メートル。蔡さんと中国の船大工10人で約3週間かけて公開制作した。
海をつなぐ船を東アジア文化交流の象徴とし、事業のシンボルとして10月23日まで展示されるという。
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