奈良伊賀地域で産経新聞の購読試読・求人案内。

産経新聞 奈良県伊賀地区専売会産経新聞 奈良県伊賀地区専売会

産経新聞グループ各紙のご購読はこちら 0742-24-2214

専売会について専売会について各専売店の紹介各専売店の紹介地域貢献地域貢献求人内容求人内容購読・試読サービス購読・試読サービス

sanbai-02.jpg

高さ70メートル以上も 東大寺で鎌倉時代の東塔基壇跡 創建時より巨大


 世界遺産・東大寺(奈良市)の東塔跡から鎌倉時代に再建された塔の基壇が出土し19日、同寺と奈良文化財研究所、奈良県立橿原考古学研究所が発表した。奈良時代の創建時より一回り大きく拡張されており、「創建時を踏襲して再建する奈良の大寺院では極めて異例」という。

東大寺東塔跡から出土した鎌倉時代の基壇(東大寺提供、奈良文化財研究所・ヤマハ発動機撮影)

東大寺東塔跡から出土した鎌倉時代の基壇(東大寺提供、奈良文化財研究所・ヤマハ発動機撮影)

 東塔跡の北と東部分で発掘調査を行った結果、一辺約27メートル、高さ1・7メートル以上とみられる基壇が出土。瓦などから鎌倉時代のものと分かった。創建時の基壇上や周囲に盛り土をし、約3メートル拡大しているとみられる。

 柱の配置は3間四方で、中央柱間は約6メートル、両脇は約5・4メートルとも判明。鎌倉時代に大勧進職として同寺を復興した僧、重源が採用した様式「大仏様」を取り入れた南大門の柱間寸法とも一致した。階段跡や周辺の石敷き遺構なども確認された。

 東大寺の東西両塔は奈良時代、大仏殿の東南と西南に創建され、東塔の高さは70~100メートルともされるが、平家による治承4(1180)年の南都焼き打ちで焼失。その後再建されたが落雷で焼け落ち、基壇跡だけが残っていた。

 現地説明会は21日午前10時から行われる。

鎌倉時代の「東大寺縁起」に描かれた東大寺の東塔(右下)=東大寺所蔵、奈良国立博物館提供

鎌倉時代の「東大寺縁起」に描かれた東大寺の東塔(右下)=東大寺所蔵、奈良国立博物館提供

【関連記事】

なぜ、想定外の巨大な塔が再建された? 東大寺の僧・重源の悲願とは? 

140年ぶりのそろい踏み、廃寺・眉間寺の三尊像 東大寺ミュージアムで公開

修理終え、すがすがし金剛力士像 東大寺で吽形像の開眼法要

【動画】東大寺南大門 吽形像の修理完了、清々しく

【アイドルをさがせ】【動画】奈良発「Le Siana」大仏のような存在目指す“ヤマトナデシカ”

【動画】僧侶ら150人がかりで「大仏のお身拭い」 奈良・東大寺

(関西のニュースは産経WEST http://www.sankei.com/west/west.html)

求人情報求人情報
購読・試読のお申込み購読・試読のお申込み
お問い合わせお問い合わせ

産経新聞各紙
産経新聞産経新聞
サンスポサンスポ
Business iBusiness i
夕刊フジ夕刊フジ

グループ各紙
月刊TVnavi月刊TVnavi
MOSTLYMOSTLY
正論正論
週刊ギャロップ週刊ギャロップ

産経でんき産経でんき


読もうよ新聞読もうよ新聞

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。