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【鹿角抄】前方後円墳誕生の謎、解明に期待 大和盆地に眠る未発見あるかも


 社会部で勤務していた平成元年3月、兵庫県赤穂市の有年原・田中遺跡で陸橋を持つ弥生時代の大型円形周溝墓が見つかり、取材に現地に行った。直径約20メートルの墳丘の回りに周溝があり、陸橋を持つ前方後円墳のような姿。「前方後円墳のルーツか」という記事を書いた。イメージ

 たまたま先月、その新聞記事を読み返していたところ、橿原市の瀬田遺跡で、同じような大型円形周溝墓が県内で初めて見つかった。有年原・田中遺跡のことを思いだし、また「ルーツ記事」を書いた。

 有年原・田中遺跡での発見以前から「前方後円墳のルーツか」という発見はあり、新聞記事になっていた。その後も同じような発見はあった。しかし、桜井市の纒向遺跡に「纒向型」と呼ばれる出現期(最古級)の前方後円墳があるにもかかわらず、県内では前方後円墳につながると考えられる陸橋を持つ大型円形周溝墓がこれまで見つかっていなかった。

 だから今回の発見について、弥生が専門という奈良文化財研究所研究員の山本亮さんは「奈良で見つかった意義は大きい」と話す。

 纒向型と呼ばれる古墳は日本最初の首都とされる纒向遺跡にある前方後円墳。前方部が短く、弦楽器の撥のような末広がり(バチ形)になっていることが特徴。纒向石塚古墳(3世紀初め)や、ホケノ山古墳などがそのタイプだ。

 今回見つかった大型円形周溝墓の陸橋はバチ形とみられ、纒向型前方後円墳に似ている。纒向石塚古墳との年代差は約40年だ。

 「よく見つけてくれた」と発見を喜ぶ兵庫県立考古博物館名誉館長の石野博信さんは「纒向型前方後円墳に近い形で、前方後円墳の先がけのような姿だ。これまでよくわからなかった纒向遺跡に、前方後円墳が誕生する直前の大和盆地の姿を解明する資料にもなる」と語る。

 大和盆地にはまだ、このような大型円形周溝墓が眠っている可能性がある。こうした発見が積み重なって、謎に包まれた纒向遺跡前夜の盆地の姿が明らかに成り、前方後円墳誕生の謎が解明されることを期待したい。(野﨑貴宮)

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