ストレスよく感じるのは30~40代女性 県民アンケート 高齢者は健康問題悩み
20歳以上の県民を対象に県が行ったアンケートで、過去1カ月にストレスを感じた割合いが最も高かったのは30~40代の女性だったことが分かった。ストレスの内容としては「家族の問題」をあげた人が多く、県は「結果は今後の健康づくりの施策に生かしたい」としている。
アンケートは県民の健康づくりに関する意識や実態を把握しようと平成22年度から毎年実施。27年9月に県内全市町村の20歳以上1万1400人にアンケート用紙を郵送、6274人から回答を得た。有効回答率は55・0%だった。
アンケートによると、過去1カ月間にストレスを感じたことが「よくある」と回答したのは男性が30・6%、女性が37・3%。最も多かったのは30代女性で51・9%、次が40代女性で51・3%だった。また「よくある」人は、「全然ない」人と比べると男女とも平均睡眠時間が少なかった。
ストレスの内容は、男性の20~64歳は「仕事の問題」が最多。65歳以上では「健康面の問題」が最も多かった。これに対し、女性の場合、20代では「仕事の問題」が最多だったが、30~74歳では「家族の問題」が最多で、5割を越えていた。75歳以上では「健康面の問題」が多かった。
職場で専門家からストレスに関する相談を受けられると回答した人は、男性が29・0%、女性は18・5%にとどまった。職種では「公務員」が55・1%と多く、次いで「会社員」が28・0%だった。
一方、飲酒・喫煙の状況では、アルコール類を「毎日飲酒している」と答えたのは男性が23・4%、女性は5・4%。たばこを「現在吸っている」としたのは男性が24・1%、女性が6・7%だった。
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