火葬場移転の説明、75%は「理解」 奈良市長がアンケート結果公表
奈良市の仲川げん市長は8日、5月に市役所で開催した火葬場移転に関する市民説明会で行ったアンケートで、約75%から「理解できた」「まあ理解できた」との回答が得られたことを明らかにした。仲川市長は「今年度中の適切な時期に都市計画決定などに向けた予算を計上したい」と述べた。
6月定例市議会の代表質問で答えた。火葬場移転に関する市民説明会は5月22日に行われ、約350人が参加。仲川市長によると、アンケートはうち257人から回収したといい、「市民の関心の高さを感じた。今後も続け、地元の理解が得られるよう努力したい」とした。
市は老朽化が進む火葬場の移転候補地を同市横井町とし、約57億円と見込まれる建設費には合併特例債を充てる予定だが、平成32年度末までの工事完了が条件。逆算すれば今年度中の都市計画決定が必要で、仲川市長は「今年度中に都市計画決定や橋梁の予備設計、用地取得などを終えたい」と述べ、当初の計画通り進める考えを示した。
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