奈良伊賀地域で産経新聞の購読試読・求人案内。

産経新聞 奈良県伊賀地区専売会産経新聞 奈良県伊賀地区専売会

産経新聞グループ各紙のご購読はこちら 0742-24-2214

専売会について専売会について各専売店の紹介各専売店の紹介地域貢献地域貢献求人内容求人内容購読・試読サービス購読・試読サービス

sanbai-02.jpg

認知症で行方不明、5・4%増 県警まとめ サポート対応強化へ


 県警は、昨年1年間で認知症やその疑いが原因で行方不明になったとする届け出が、前年比5・4%増の195件・人だったと発表した。県警ではこうした事案に適切に対応するため、認知症サポーター養成講座の受講を推進。これまで職員の過半数の1480人が受講し、対応の強化を図っている。

 県警によると、平成27年の行方不明者届は前年比1・7%減の計千件(男性625人、女性375人)で、うち910人が同年中に所在が確認された。26年以前に届け出があった分を含め、27年中に所在が確認されたのは996人で、前年より5・0%減少した。

 年齢別では10代が最も多い218人(21・8%)、20代が164人(16・4%)と続いた。ただ、70代以上では計258人(25・8%)にも上った。

 また、原因別では「疾病関係」が最多の276人(27・6%)。うち、「認知症やその疑いがある人」は195人(男性115人、女性80人)と7割を占めた。認知症が原因とされる行方不明のうち、194人の所在が確認されたが、うち6人は亡くなっていた。

機転で保護例も。警察だけでは手が回らないのが実情

 65歳以上の高齢者の約4人に1人が「認知症とその予備軍」とされる昨今。県警は認知症サポーター養成講座の受講を積極的に進めているが、早期発見と無事保護には関係機関の連携が重要だ。

 昨年11月下旬。御所市内で、80代男性の行方不明者届が家族から県警に提出された。不明になったとされる時刻は、午後3時ごろ。約4時間後、市内で捜索にあたっていた県警の自動車警ら隊員2人が、手ぶらで1人歩く男性を発見した。

 男性は身元を確認できるものを持っていなかったが、隊員は認知症サポーター養成講座で学んだ「目線を合わせ、一般的な会話から声かけする」といった対応要領を実践して男性を特定、無事保護したという。県警人身安全対策課は「適切な対応ができるよう、基本事項をきちんと学んでもらう」と、今後も受講推進を図るという。

 一方、「警察だけでは手が回らないのが実情」との指摘も。早期発見や保護には行政や関係機関との連携が必須といい、県警は「自治体の個人情報登録カードなどを積極的に利用して」と呼びかけている。

【関連記事】

認知症の家族にどう接したらいい? 二階堂高生が役割分担し学ぶ

認知症への理解深めて早期に対処 奈良市が「ケアパス」作成

認知症患者の徘徊対策 住宅会社がGPSシューズ販売 スマホやパソコンで追跡できる

認知症高齢者らの財産守れ、生駒市が権利擁護支援センター開設

県内に400人 雇用、心のケア・・・若年性認知症患者にのしかかる課題

(関西のニュースは産経WEST http://www.sankei.com/west/west.html)

産経新聞の試し読み、ご購読はhttp://sankei-nara-iga.jp/koudoku.html

求人情報求人情報
購読・試読のお申込み購読・試読のお申込み
お問い合わせお問い合わせ

産経新聞各紙
産経新聞産経新聞
サンスポサンスポ
Business iBusiness i
夕刊フジ夕刊フジ

グループ各紙
月刊TVnavi月刊TVnavi
MOSTLYMOSTLY
正論正論
週刊ギャロップ週刊ギャロップ

読もうよ新聞読もうよ新聞

野球教室
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。