介護職場を見学し理解深めて 8月5日に福祉施設めぐるツアー
福祉や介護に関心がある高校生以上を対象に、天理市内の介護老人福祉施設などを見学する「福祉・介護の職場見学ツアー」が8月5日に行われる。
県と県社会福祉協議会が主催。天理市の介護老人保健施設「ならふくじゅ荘」や介護老人福祉施設「清寿苑」、障害者関連事業所「それいゆ」など5施設をめぐり、利用者の生活や職員の仕事の様子などを見学する。
担当者は「実際に施設の状況や雰囲気、職員の様子を見て、魅力的な職場であることを知ってもらいたい」としている。
昼食代500円、定員20人(先着順)。申し込みは7月26日までに、県社協福祉人材センター(☎0744・29・0160)。
介護の人材不足は深刻 高い離職率、待遇改善は急務
県内では人材が不足する一方、他職種と比べて離職率が高いことが課題となっている介護職。県は昨年度、有識者や関係機関などでつくる「県福祉・介護人材確保協議会」を設置し、人材の確保や定着に向けた協議を進めるとともに、さまざまな取り組みを行っている。
県内の75歳以上(後期高齢者)の増加率の推計値は、平成22年~37年は63・4%(全国平均53・5%)と高く、全国7位。一方で、介護従事者の増加率は18年から5年間で15・0%(同23・5%)にとどまっており、全国42位。高齢化社会が進むに伴い、人材の確保が急務となっている。
厚生労働省の「37(2025)年度に向けた介護人材にかかる需給推計」によると、37年度の需要見込みは約3万1020人なのに対し、充足率は85・5%。約4500人の人材が不足する見込みだ。
一方、26年の県内の介護職員の離職率は17・6%(全国平均16・5%)で、前年より1・2ポイント増加した。内訳では勤務1年未満が54・1%を占め、職業形態別では非正規職員が18・4%と高い傾向にある。
介護労働安定センターが実施した県内の実態調査(26年・回答数85)によると、県内の事業所で「介護の仕事を辞めた理由」では、「職場の人間関係に問題があったため」が最多の35・3%。「法人や施設・事業者の理念や運営のあり方に不満があった」が32・9%と続き、いずれも全国平均より10ポイント近く高かった。
また、内閣府の「介護保険制度に関する世論調査」(22年・回答数3272)の「介護職に対するイメージ」では、「社会的に意義のある仕事」(58・2%)と肯定的な意見がある一方で、最多は「夜勤などがありきつい」(65・1%)。「給与水準が低い」54・3%、「将来に不安がある」12・5%―と労働環境や処遇についての不満や、将来への不安が大きい現状が浮き彫りとなった。
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