ハタチの女子大生が住みたい家とは 香芝の住宅会社とコラボでデザイン
女子大生が「ハタチの私が将来住みたい家」をテーマにデザイン、設計にかかわったモデルハウスが香芝市五位堂に完成し、公開見学会が27日行われた。
このプロジェクトは、香芝市が、市内に事業所のある企業と、同市と包括連携協定を結んでいる大学をマッチングさせ、企業の技術力や競争力を向上させることなどを目的に行っている産学連携促進事業の一環。昨年10月に垣本ハウジング(同市五位堂)と大阪樟蔭女子大(大阪府東大阪市)との間で始まった。
プロジェクトは昨年10月にスタートし、同大児童学部の2、3年生計8人と、同社の社員が参加。学生たちがアイデアを出し、その後は学生と社員が一緒に現場やショールームを見学したりしながら、間取りや仕様を完成させて5月に着工。建築には学生らも壁塗り作業に参加するなどし、今月15日に完成した。
完成したモデルハウスは木造2階建て延べ約120平方㍍。1階に楽器演奏ができる防音加工されている「趣味部屋」があったり、2階には2つの子供部屋の両方から入ることができるロフトがあったりし、同大児童学部2年の寺西花織さん(20)は「自分で家がデザインできるので参加しました。イメージ通りの家が本当に建ってうれしい」と話していた。
垣本ハウジングの垣本喜己社長(50)は「学生も社員も楽しんで取り組んでいた。若い人に家のデザイン、設計に興味を持ってもらえてよかった」と話していた。
垣本ハウジングのホームページは(http://www.k-haujing.com/)。
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