歌と絵で患者に心の潤いを 近大奈良病院で「HARTフェス」
病院を患者にとってより快適な空間にしようと、院内で合唱や絵画展示を行う「HARTフェスティバルいこま」が、生駒市の近畿大学医学部奈良病院で開かれた。
同大学の合唱サークル「近畿大学文化会グリークラブ」が、障害者の芸術活動を支援する一般財団法人「たんぽぽの家」(奈良市)などと共同で開催。大学では、療養環境に芸術の力が重要という認識のもと、院内で演劇ワークショップや美術展といった「ホスピタル・アート」の活動を、平成21年から実施している。
この日は、同サークルが合唱を披露したほか、たんぽぽの家に所属するアーティストらが動植物や風景などを描いた作品10点を披露。アーティストの男性は「作品を描いてみんなが元気になってくれたらうれしい」と話した。
同病院に入院する女性(66)=生駒市=は「絵の表現に独特な発想を感じられ、心が楽しくなりました」と笑顔を見せた。この日発表された作品は10月27日~11月8日に同病院で展示される。
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