臓器移植への理解を 県腎友会がドナーカード配る
2015年10月5日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
臓器移植の推進を図ろうと、NPO法人県腎友会は4日、奈良市の近鉄奈良駅前行基広場で、県のマスコットキャラクター「せんとくん」らとともに、ドナーカードなど2千枚を道行く人らに配った。
同会は腎臓病への理解を深めてもらうため、昭和56年から啓発活動を実施。今年からは臓器移植のシンボルマークのグリーンリボンにちなみ、同市の猿沢池で「グリーンライトアップ」(12日までの日没から午後10時)も行っている。
この日は、会員ら54人がドナーカードやリーフレットを通行人らに配り、協力を呼びかけた。
全国腎臓病協議会によると、全国で心臓死や脳死者からの腎臓移植は平成24年は127件で、ピークだった元年の261件から100件以上減少。県腎友会の多田芳仁事務局長(73)は「運転免許証などでも意思表示ができるようになったが、提供は減っている。もう一度、臓器提供について考えてほしい」と話した。
【関連記事】
(関西のニュースは産経WEST http://www.sankei.com/west/west.html)