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「食を大切にすれば運命が開ける」、春日大社の元権宮司・岡本さんが本出版


 江戸時代の観相家(人相見)、水野南北の著書『南北相法極意・相法脩身録』に記された言葉をもとに、人として大切なことを伝えようと、今年6月まで春日大社権宮司を務めた岡本彰夫さん(60)が新著『神様が持たせてくれた弁当箱』(幻冬舎)を出版した。「食を大切にすれば、運命が開けます」といった格言がちりばめられ、「飽食の時代」に警鐘を鳴らす内容ともなっている。

「相法脩身録」を手にする岡本彰夫さん。「ものがあふれる時代に、大切な意味を持つ」と指摘する

「相法脩身録」を手にする岡本彰夫さん。「ものがあふれる時代に、大切な意味を持つ」と指摘する

 水野南北は少年時代から「盗み酒」を繰り返し、20歳の頃には酒代欲しさに刃傷沙汰を起こして大阪・天満の牢屋に入れられたが出牢後、易者との出会いから一念発起。観相(相法)に興味を抱き、その極意を『南北相法極意・相法脩身録』として著した。

 岡本さんは、「いかにすれば幸せになれるか」を追究したという南北に着目。「脩身録」から心に響いた語句を抜き書きして座右の銘にしてきたことから今回、本にまとめた。

 刊行された「弁当箱」は南北の言葉を引用しながら分かりやすく解説。なかでも、食をつかさどる伊勢神宮の外宮に籠もり天啓を受けたという、南北が大切にした「食」について強調している。

 著書では「食べ物」の語源には「賜り物」という説があると説明、「我々の祖先が口がすっぱくなるほど、話し続け、語り継いだ『もったいない』という心と行動を忘れてはなりません」とした。「男が素晴らしい人物かどうかは、妻に尊敬されているか、否かでわかる」といった世の男性をギクリとさせる言葉などもあり、含蓄に満ちた内容となっている。

岡本彰夫

 岡本さんは國學院大學文学部卒業後、春日大社に入り、平成13年から今年6月末まで権宮司を務めた。現在は帝塚山大学特別客員教授などを務め、「近年捨て去ってしまった大事なことをもう一度拾い集めた内容にした」と話している。190㌻、千円(税別)。主な書店で販売されている。

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(関西のニュースは産経WEST http://www.sankei.com/west/west.html)

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