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鑑真和上坐像ピンチ! 唐招提寺、安置のお堂で雨漏り、地盤沈下


 国宝の鑑真和上坐像が安置されている奈良市の唐招提寺御影堂(重要文化財)で、雨漏りや地盤沈下などが深刻な状態となり、奈良県文化財保存事務所が緊急調査を始めることが関係者への取材で分かった。堂内には昭和を代表する日本画家、東山魁夷(1908~99年)が描いた襖絵の大作もあり、いずれも別施設に移す。調査次第では大がかりな修理が必要になる可能性がある。

鑑真和上坐像が安置されている唐招提寺御影堂

鑑真和上坐像が安置されている唐招提寺御影堂

 江戸時代に建てられた御影堂は金堂(国宝)や講堂(同)の北東に位置し、入り母屋造り銅板葺きで約550平方メートル。もとは興福寺(奈良市)の一条院の建物で、明治以降は県庁や地方裁判所の庁舎として使われ、昭和39年ごろに唐招提寺に移築された。

 だが、3年ほど前から雨漏りするようになり、寺は応急措置で対処してきた。また、土を盛った傾斜地に移築されたためか、玄関付近など地盤沈下している場所も。事情を聴いた県文化財保存事務所は、地盤や屋根などを詳しく調べ、耐震調査も行うことを決めた。

鑑真和上坐像

鑑真和上坐像

 奈良時代の鑑真和上坐像は、静かに瞑想する姿で知られる国内最古の肖像彫刻。東山魁夷の襖絵は和上にささげられた大作で、日本と中国の風景が描かれている。いずれも、今のところ雨漏りなどの被害は受けていないが、調査や修理を前に境内の別施設に移すため、寺は移動する前の11月21~23日に特別公開する予定だ。唐招提寺では「耐震もあわせてきっちりと調査・修理し、再び歴史を刻んでいきたい」と話している。

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(関西のニュースは産経WEST http://www.sankei.com/west/west.html)

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